ダイエットのために「ノンオイルドレッシング」は逆効果です。
スリム志向で油恐怖症の女性たちは、「ノンオイルドレッシング」を選んでしまいがちのようです。「ノンオイルなら太らないから」と信じての涙ぐましい努力なのはわかります。でも、申し訳ないのですが、その努力は無意味。むしろ逆効果といってもいいでしょう。

油抜きダイエットで体重が減らない原因はいくつか考えられます。まず、油と満腹感には大きなつながりがあります。ある研究によれば、食事でよい油を摂取すると、次の食事で食べすぎる可能性を減らすことができます。逆に、ノンファットの食品を食べると、次の食事でドカ食いをしてしまうおそれが高まるとのことです。

さらに、ホルモンの働きも太りやすい方向に転じてしまいます。食欲を抑える働きのあるレプチンというホルモンがありますが、これは体に備わっている減量メカニズムともいえるもの。油を摂ると、レプチンの値は上昇し、それによって新陳代謝が活発になり、体が脂肪を燃やす力を増加させます。しかし油を抜けば、レプチンの値が低下し、さらに食欲を刺激するホルモンであるグレリンの値が上昇します。これではお腹がひたすらすいてしまい、食べすぎへの道まっしぐらです。

そして、忘れてほしくないのは、なんのためにサラダを食べるのかということ。野菜に含まれる脂溶性のフィトケミカルやリコピン、ベータカロテンを体に摂取するためには油と一緒に食べることが必要です。野菜のビューティー効果を得ようと思っても、油なしではその大部分に意味がなくなってしまうわけです。つまり、サラダドレッシングにノンオイル、ということではサラダを食べる意義を失いかねません。

そのうえ、オイルなしでおいしいドレッシングをつくるために、多くの市販のノンオイルドレッシングには、MSG(グルタミン酸ナトリウム)を含む大量の添加物が使われています。こうしたものが美しさや理想的な体型を邪魔するものだと、もうおわかりですよね。
オリーブオイルなどの良質な油に、レモンや天然の塩、ハーブやスパイスなどを組み合わせて、おしゃれでおいしく、美しくなるドレッシングを手づくりしましょう。

「ローカロリー」「ノンシュガー」こそ一太りやすいという罠。

糖分は太る、と聞いて、「人工の甘味料なら太らないんじゃない?」と思ったあなた。残念ながらその反対で、砂糖よりもっと太りやすくなるのが人工甘味料です。

スリムになりたいあなたが、パッケージの表に「ローカロリー」「ノンシュガー」「ゼロカロリー」と書かれてあるのを見て、魅力的に感じるのはよくわかります。砂糖なしなのに甘くしたり、甘いのに「ローカロリー」や「ゼロカロリー」にしたりするのに使われるのが、人工甘味料です。

低カロリードリンクやヨーグルトなどに含まれる、アスパルテームなどの人工甘味料は、食欲を刺激する作用があることが報告されています。つまり、こうしたものを飲んだり食べたりすればするほど、どんどんお腹がすいて食べ続けてしまうおそれがあるということ。さらに、人工甘味料は人体に有害だという指摘もあります。「人工甘味料を摂ると、脳をだますことになります。甘いものを食べたことを舌味雷が感じとると、「それならグルコースが摂取できるはず」と、体が受け入れ準備を始めます。ですが、人工甘味料ではグルコースを摂ることができません。すると、期待を裏切られた脳はなんとかグルコースを体内に入れようとして、炭水化物や甘いものを欲しがる信号を出すようになるのです。これでは、スリムな体型を目指す行く手は茨の道です。

また、人工甘味料はセロトニンという脳内物質を分泌させないようにします。食後のハッピーな気持ちや満腹感をもたらすのはセロトニンの働きのひとつですが、人工甘味料のせいでセロトニンの分泌が止まれば、満腹感が訪れず、ずっとお腹がすき続けることになります。

つまり、「ゼロカロリー」は、あきらかに「やせるカロリー」ではなく、「太るカロリー」です。宣伝文句に踊らされないで、口に入れるものを厳しい目で見きわめてくださいね。